勝尾寺ーダルマのお寺
あまり馴染みがないかもしれませんが、西国三十三所の札所のひとつです。
場所は箕面駅から北に6キロ、山の上にあるお寺です。道中にある箕面大滝の方が有名かもしれません。
由来はそんなに重要ではないと思われますが、名前にちなんで源頼朝など歴代の多くの武将が戦勝祈願をしたお寺らしいです。
このお寺の見所は、なんといってもダルマです。境内のあちこちにダルマが置かれています。
ここダルマは勝尾寺ならではのもので、「勝ちダルマ」と呼ばれています。
お寺の名称の「勝尾寺」にちなんで、(対象はなんでも良いが)勝利を与えてくれるダルマだとのことです。
(もっとも、この勝ちダルマの風習も昔からのものではないそうです。実際、上の説明ではよく分からないところが多いと思われます。なぜなら、ダルマそれ自体には「勝ち」が何ら引っかかっていないからです。)
ただし、境内のあちこちに置かれているダルマは、お寺側が置いたものということではありません。このダルマの中にはおみくじが挟み込んであって、参拝客はそれを購入して自分を占うのですが、おみくじを引き終わった後に境内の任意の場所において帰る行為がよく行われた結果、今のように境内のあちこちにダルマが置かれるようになったとのことです。
なお、お寺としては、このダルマも本来は持ち帰って家に飾ることを想定しているらしいです。
本尊は十一面観音ですが、毎月18日しかご開帳していません。
以上です。個人的にはややマイナーなお寺といったところですが、時間があれば行ってみてください。
それでは。